2009年04月05日

御宿 The Earth

伊勢志摩国立公園の5万4千坪の広大な敷地に、たった5%の建築面積で、原生林に囲まれるように『地球』という名の宿が昨年夏にオープンしました。高級感漂うエンブレム
それが、全16室すべて露天風呂付きスイートルームの「御宿 The Earth」です。


〜嵐を観る宿〜というコンセプトは、何から生まれたのか…
惹き込まれるように宿泊予約をしました。

パールロードから細い山道を降りていくと、原生林の高さに配慮しているように佇む宿が見えてきました。
その後ろには大空と大海原が広がっており、思わず車を止めて窓を開けると、強い海風が吹きこんできて、長旅の疲れからハッと覚める思いがしました。エントランス

エントランスの『天空のロータリー』は、紛れもない地球を感じさせ、回廊の先に見えた鉄扉は、まさに海。深く美しい色彩

少し緊張気味に扉を開けましたが、そこにはホッとする優しい光に包まれた日本のお宿がありました。
白木・畳・障子・襖・和紙・入洛・石…これに癒されない日本人はいませんよね。

着物姿の副女将と仲居さんの後に続いて、すっかり旅館気分で入ってみると、
ホールに、”え?コンシェルジュ?”
通されたラウンジで”え?ウェルカムシャンパン??”
まるでエグゼクティブホテルのようでした。静けさ漂う癒しの空間

でも足元は畳&素足…旅館です。

そんな視点で、ホテルなのか旅館なのかを探っていくと、その醍醐味は両方でした。
いや、正確に言えばそれ以上かも…どこに身を置いても、とてもくつろげるんです。ひょっともすると、自邸のようなくつろぎっぷりでもありました。

 私たちの部屋はメゾネットスイートでしたが、掘りごたつ型の座卓は、友人とのお喋りを真夜中まで誘ってくれましたし、ライブラリーでは、美味しいフルーツジュースやコーヒーのセルフサービスとカウチソファで、贅沢な読書が楽しめました。
至るところにくつろぎのおもてなしの仕掛けがあるんです。

 食事の仕掛けはもちろん、盛り付けと味。
『世界を食する』和懐石で、モダンなお皿に盛り付けられたお料理は、どれも絶品でしたが、夕食に出たアワビと、朝食に出た伊勢海老のお味噌汁が、特に忘れられない味となっています。まさに”地球を戴いた”って満足感です。

くつろぎの間取り ところで〜嵐を観る宿〜というコンセプトですが、ラウンジからも、ダイニングからも、浴室からも、部屋からも、窓から見えるのは大きな空と海、そして木。
海岸ギリギリの高台に建つこの宿には、海からの風が強く吹きつけ、雲の流れ、波の動き、木の揺れがダイナミックに窓に映ります。
展望台に出ると、嵐に似た迫力ある景色です。大自然を感じる宿です。

ぜひ、機会があったら訪れてみてください。
まだまだいっぱい、感動的なおもてなしの仕掛けがありますから。

大刀あゆ末
posted by 管理人 at 10:00| 建築物